野球少年・少女の方

コーディネーション能力ってなに⁉

人間の運動の神経は12歳の頃には大人と変わらないぐらいに成長します。この時期までにあらゆる動作を経験する事で脳が刺激され、身体を思い通りに動かしやすくなります。
将来、目指したい競技の動作にとらわれずに、しっかりと身体を動かす事で将来的に競技の動作の習得が早くなったりします。
その為、ゴールデンエイジ(10~12歳)の方におススメするトレーニングはコーディネーショントレーニングです。おもに以下の7つの能力に分けられます。

この7つの能力は、スポーツをする上では非常に大切な能力です。運動の神経が成熟してしまう12歳頃(遅くても15歳)までに養うと良いとされる能力です。
PSF/Cでは年齢によりトレーニング内容を変えています。フィジカルトレーニングよりもコーディネーショントレーニングの方が優先度が高いお子様には7つの能力を向上させるトレーニングを行います。

なぜトレーニングをするの?

【スポーツ選手はなぜトレーニングをする?】
結論から言うと、【ムーブメント・パフォーマンス(フィジカル)】が安定していると、よりレベルの高い【スキル(技術)】習得する準備が出来るからトレーニングを行うのです。

まず、優先的に行うべき事はピラミッドの一段目の『ムーブメントの確保』からです。柔軟性がなければ筋肉を最大限動かす事は難しいですし、姿勢が悪ければ力を上手く伝える事は出来ません。このムーブメントの確保が出来ると、ピラミッドの二段目の『パフォーマンス向上』のトレーニングを充分に行う事が出来ます。そして、最後の『スキルの習得』に繋がっていきます。

なぜこの様な流れになるのかと言うと、スポーツ技術を向上させる為には、反復練習が必須だからです。繰り返し行う事で人間はその動作は覚えていきます。その為、【筋力・心肺機能】が高い人の方が反復運動を正確に的確に行い続ける事が出来るので、競技動作が向上していくのです。

トレーニングにより神経回路の情報伝達が効率的になり、より早く的確な指令が筋肉に伝えられるようになっていきます。そうするとレベルの高い練習(反復運動)が出来る様になってきます。
そういった神経回路の情報伝達能力には下記のような習得段階があります。


【情報伝達能力と学習過程】
まったく出来ない人は現在【知覚過程】にいると考えられます。
昨日は出来たのに...今日はなぜか出来ないな...と言う人は【知覚結合過程】にいると考えられます。
完璧に出来るという人はその動作はもう【自立過程】にいるでしょう。

しかし、ここで注意をしていただきたい事は、「自立過程まで成長すれば一生その動きを忘れない」と言う事ではないと言う事です。身体の原理原則として「使わない身体機能は忘れる」です。なので、スポーツ選手はオフシーズンにトレーニングをして身体能力・身体操作性の向上の為に時間を使います。
逆を言えば、しっかりと動かす事で身体機能は可能な限り保持出来るという事です。

つまり、身体が知らない動きは覚えさせてあげれば良く、知っている動きは忘れないようにしてあげれば良いのです。スポーツにおいてイメージ通りに身体を動かせると言う事は最高のパフォーマンスを発揮する事が出来ますし、調子の浮き沈みも抑える事が可能になってきます。

こんな事ないですか?

例えば、野球のバッティングで、「もっと早く振れ!強く振れ!」なんて事を指導者に言われた事はないですか。あるいは、お子さんがそんな指導を受けていないですか。
身体は『早く強く振る』動きを知らなければ、もしくは、それが出来るフィジカルがなければ、いくら力を入れてスイングをしても、早くも強くもスイングは出来ないものです。
『早く強く振る』為にはどのような身体の使い方が必要なのか。と言う事が重要になります。

また、憧れの選手のようなスイングをしているつもりなのに、全然似ていない…。なんて事はないですか。真似をする事は上達への第一歩です。しかし、真似が出来ない(再現性が低い)と言う事は身体を上手に使えていない・操作出来ていないと言えます。
そんな方は、フィジカルトレーニングコーディネーショントレーニングを取り入れてあげれば解決出来るんです。フィジカルトレーニングとは筋力や心肺機能を向上させ、肉体を強化する事です。コーディネーショントレーニングとは、自分が思った通りに身体を動かせるトレーニングです
フィジカル能力が高く、身体操作性の高い身体はスポーツ選手に欠かせない能力なんですよね。